「FarmTrak China 2022」調査報告:12年間にわたる中国米市場の主要トレンド

2023年7月発行
KynetecのFarmTrak China稲トラッキング調査で発表された最新の数値によると、過去12年間で1農場あたりの稲の平均作付面積が増加しています。
また、50亩(3.3ha)以上の大規模稲農家の数も増加しており、年平均成長率(CAGR)は5.9%に達しています。
米の作付け方法の変化
移植栽培は依然として主要な作付け方法である一方で、中国の総作付面積に占める移植栽培された稲の作付面積の割合は2010年の84%から2022年は67%にまで継続的に減少しています。一方、機械による移植面積は、労働力の削減や政府の奨励政策により過去12年間はCAGR8.6%で増加を続けています。特に、50ムー(3.3ha)以上の大規模農場では、機械移植栽培の面積が増加し続け、2022年には稲作付面積の56%に達しました。

農薬使用の変化
1シーズンあたりの稲に対する作物保護製品総投入量は、過去12年間 CAGR1.9%で増加を続け、2022年には891元/ha(131USD/ha)に達しました。主要な支出は殺虫剤でしたが、散布回数の減少により他のセクターに対する割合は低下しています。一方で、除草剤の散布回数と処理コストは過去12年間で増加しており、1シーズンあたりの除草剤支出は2010年の139元/ha(21USD/ha)から2022年には309元(45USD/ha)に増加しています。

多国籍企業の変化
過去12年間で、多国籍企業(MNC)の製品によって処理された総面積はCAGR-4.7%と減少しており、これは中国の稲全体の処理面積のCAGRを下回っています。MNCによる総処理面積のシェアは年によって変動していますが、2014年に13%でピークに達し、2022年には7%にまで減少しました。この減少は、病害虫の発生状況の変化、違法な有効成分の使用、国内製品の品質向上と販促が主な要因とされています。

著者
Yuhong Wu
ディレクター、Crop Subscriptionサービス、中国前職は作物保護製品メーカー勤務。中国農業大学で植物保護の学士号を取得、また北京師範大学でインテリジェンス科学の修士号を取得済。
Email yuhong.wu@kynetec.com
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